google アカウント作成 電話番号 なぜ google 電話番号 登録 した 方がいい google 電話番号 登録 デメリット

Google が電話番号を求める理由は?4つの用途を解説

Adrian Maverick · · 2 分で読めます

Google が電話番号を求める主な理由は、スパム目的のアカウント作成を防ぐことと、アカウントに戻るための手段を用意することです。Google 自身のページには、ほかにも 2 つの用途が載っています。他の人があなたを見つけられるようにすることと、表示される広告を「より関連性の高い」ものにすることです。番号が本当に必要なのは最初の 2 つだけです。残りはオフにできますし、そもそも番号を登録しないという選択もできます。

ここまでが短い答えです。もう少し詳しく知っておく価値があるのは、用途ごとの設定が別々の場所にあり、そのうち 1 つはオフにしたつもりでも働き続けることがあるからです。以下の内容はすべて、2026年10月20日時点の Google 自身のページに基づいています。

Google がアカウント作成時に電話番号を求めるのはなぜですか?

スパム目的のアカウントを作りにくくするためです。Google のアカウントの確認のページには、「ユーザーの保護およびスパム行為の防止を目的として、アカウントの作成またはログインを行う際に、あなたが実在する人物であることを確認するための電話確認が必要になることがあります。」と書かれています。

電話による確認が効くのは、メールアドレスと違って電話番号は簡単には手に入らないからです。Google はさらに 2 つの制限を設けています。「1 つの電話番号で作成できるアカウント数に上限を設けています」と、「電話番号で確認を行える回数に上限を設けています」です。何千ものアカウントを作ろうとする人は、何千もの番号が必要になります。

だからこそ、確認は「必要になることがあります」という書き方になっています。Google は全員に求めるわけではなく、何がきっかけで確認が求められるのかも公表していません。求められた場合でも、固定電話への音声通話、信頼できる人の番号、すでに持っているメールアドレスで作る Google アカウントのどれかで先に進めることがあります。

Google は電話番号を何に使うのか

アカウントに番号が登録されると、スパム対策以外にも使われるようになります。2026年10月16日に発効した Google のプライバシー ポリシーには、はっきりこう書かれています。「アカウントに電話番号を登録すると、お客様の設定に応じて、Google の各種サービスにおいてさまざまな目的に使用されることがあります。たとえば、お客様がパスワードを忘れてしまったときにアカウントにアクセスできるようにする、他のユーザーがお客様をインターネット上で見つけてコミュニケーションがとれるようにする、お客様にとってより関連性の高い広告が表示されるようにするなどの目的に使用されることがあります。」

Google の電話番号に関するヘルプページでは、これが個別の用途に分けて説明されています。それぞれの用途と、管理する設定は次のとおりです。

用途 Google の説明 管理する場所
ログイン 「特定の場所でアカウントにログインする」 セキュリティとログイン > 2 段階認証プロセス
復元 「アカウントにログインできなくなった場合にアカウントを復元する」 セキュリティとログイン > 再設定用の電話番号
連絡 「他のユーザーが Google サービスであなたを見つけてつながれるようにする」 個人情報 > ユーザー情報(誰に表示するか)
広告とその他のサービス 「Google サービス全体で電話番号が使用されるようになり、より関連性の高い広告が表示されるようになります」 個人情報 > 電話 > 広告や Google サービスの品質が向上

自分の番号が最後のグループに入っているかどうかを確かめるには、Google アカウントを開いて 個人情報 から 電話 に進みます。使用目的 に Google 全体 と表示されていれば、その番号は広告も含めて Google サービス全体で使われています。

広告主は電話番号を使ってあなたに届くのか

届きます。番号を買う必要すらありません。Google 広告には「カスタマー マッチ」という機能があります。広告主は顧客のメールアドレスや電話番号のリストを、ハッシュ化した文字列に変換してアップロードし、Google がそれを自社のアカウントと照合します。Google のヘルプの言葉では、「Google には、Google アカウントのメールアドレスと電話番号が登録されており、そのメールアドレスと電話番号に対応するハッシュ化された文字列が用意されています。」一致すると、そのアカウントは広告主の顧客リストに追加されます。

つまり、すでにあなたの番号を持っているお店は、それを使ってあなたの Google アカウントを見つけ、検索、YouTube、Gmail で自社の広告を表示できます。広告や Google サービスの品質が向上 のスイッチがこの照合に影響するかどうかは Google のページに書かれていないので、ここでもどちらとも推測はしません。アカウントのほかの広告設定については、Google に追跡されないようにする方法(英語)のガイドを参照してください。

再設定用の電話番号の落とし穴

広告での利用を止めようと番号を削除し、その後で再設定用の電話番号として追加し直して、これで復元専用になったと思い込む人は少なくありません。Google の復元オプションのページには、この点について 2 つの注意があります。

  • 「再設定用の電話番号を削除しても、他の Google サービスで引き続き使用されることがあります。」
  • 「再設定用の電話番号がアカウントに追加した別の電話番号と同じである場合、他の目的に利用される可能性があります。」

Google サービス全体で番号が使われないようにする Google 自身の手順は、電話 の項目で削除アイコンから 電話番号を削除 を選び、そのあと「Google アカウントの [再設定用の電話番号] の項目に移動し、電話番号をもう一度追加します」というものです。終わったら、もう一度 個人情報 > 電話 を確認してください。Google 全体 がまた表示されていれば、その番号はまだ複数の場所に登録されています。スマートフォンも勝手に番号を追加します。Android はデバイスの番号を確認し、そのデバイスにログインしているすべての Google アカウントに追加します。止めるには、設定アプリの Google > すべてのサービス で 電話番号の確認 をオフにします。

セキュリティ用の電話番号が広告に使われたことはあるのか

あります。ただし、公開されている記録を見る限り Google ではありません。米国の 2 つの事例が前例になっています。

  • Twitter、2022年。 FTC によると、Twitter は「アカウントを保護するために電話番号とメールアドレスを提供するようユーザーに求め」、そのデータを広告主がターゲティングに使えるようにしていました。2014年から2019年の間に、1 億 4000 万人を超えるユーザーが番号やメールアドレスを提供していました。Twitter は 1 億 5000 万ドルの制裁金の支払いに同意しています(FTC、2022年5月25日(英語))。
  • Facebook、2019年。 FTC の 50 億ドルの命令は、Facebook がセキュリティ機能のために電話番号を集めるとユーザーに説明しながら、「その番号を広告目的にも使っていたことを開示していなかった」と指摘し、この行為を禁じました(FTC、2019年7月24日)。

2019年に発表された査読付きの研究でも、すでにこれが示されていました。「2 段階認証などのセキュリティ目的で提供された」電話番号が、広告主によるターゲティングに使われていたのです。研究者のテスト用アカウントでは、関連するプライバシー設定をすべて最も非公開の状態にしていました(Venkatadri ほか、PoPETs 2019(英語))。

ここから言えるのは、Google がそうしているということではありません。「セキュリティのために必要です」と「広告に使います」が同じデータベースの中に同居しうること、そして両者を隔てているのは設定 1 つか約束 1 つだけだということです。

Google に電話番号を登録しても安全ですか?

その番号がアカウントで何をしているかによります。考えておきたいリスクは 3 つです。

SIM スワップ。 番号がログインや復元の手段になっているなら、その番号を握った人はアカウントへの入り口を握ることになります。SIM スワップでは、犯罪者が携帯会社をだまして、あなたの番号を自分の SIM に移させます。FBI のインターネット犯罪苦情センター(IC3)(英語)には、2021年に 1,611 件の SIM スワップの苦情が寄せられ、被害額は 6,800 万ドルを超えました。2018年から2020年までの 3 年間では 320 件でした。米連邦通信委員会(FCC)は2023年11月、番号を移す前に本人確認を行い、SIM の変更を利用者に通知することを携帯会社に義務づける規則を採択しています。Microsoft も現在、利用者に向けて「SMS ベースの認証は現在、詐欺の主要な原因」となっていて、「SMS 認証は、フィッシング攻撃や SIM スワップ攻撃に対して脆弱です」と説明しています(Microsoft サポート)。

紐づけ。 メールアドレスは 1 分で変えられます。電話番号はたいてい何年も手元に残り、銀行、病院、お店、メッセージアプリにまたがって使われます。番号を持っているアカウントが 1 つ増えるたびに、ほかのアカウントと照合できる場所が 1 つ増えます。

番号の再利用。 携帯会社は番号を再利用します。Microsoft は、携帯会社は 30 日たてば電話番号を再利用できると注意しています。何年も前に手放した番号が、今では見知らぬ人のものになっていて、その人にあなたのコードが届くかもしれません。

現実的な落としどころはこうです。Google に番号を登録するなら、用途は復元だけにし、広告や Google サービスの品質が向上 をオフにし、ログインは SMS に頼らない方法に切り替えます。どの方法がよいかは、2 段階認証は安全か(英語)のガイドで比べています。

ほかのメールサービスが電話番号を求めるのはなぜですか?

ほとんどは同じ 2 つの理由、スパム対策と復元のためです。

サービス 登録時の電話番号 サービスが挙げる理由 知っておきたいこと
Google 省略可だが「必要になることがあります」 「実在する人物であることを確認するため」 オフにしない限り広告にも使われることがある
Yahoo 必須の情報として記載 確認とアカウント復元の手続きに有効な携帯電話番号が必要 Yahoo は携帯電話番号をほかの必須の登録情報と並べて挙げている
Microsoft アカウントによって異なる 確認と復元 1 つの電話番号を追加できる Microsoft アカウントは 1 つだけ。個人アカウントでは SMS コードが段階的に廃止されつつある

どれも自然の法則ではありません。サービス側は別の方法でスパムに対処できますし、復元も利用者が自分で保管するもので行えます。Secria を作るとき、私たちは登録から電話番号をまるごと外しました。名前、使いたいアドレス、パスワードを入力するだけで、復元には 12 語のリカバリーフレーズを使います。詳しい内容や、どのサービスが番号を求めるかは、電話番号なしのメールのページにまとめています。

よくある質問

Google が何度も電話番号を求めてくるのはなぜですか?

Google の確認ページには、電話確認は「アカウントの作成またはログインを行う際に」必要になることがあると書かれているので、登録時だけでなくログイン時にも求められることがあります。すでに番号を登録している場合、Google によって電話番号の本人確認が随時行われます。Android では、スマートフォンが自動で番号を確認することもあります。

Google に電話番号を登録しないとどうなりますか?

ほとんどのアカウントでは、何も困りません。Gmail もほかの Google サービスもそのまま使えます。代わりに影響するのは復元です。電話がない場合は、再設定用のメールアドレス、バックアップ コード、アカウント復元用の連絡先に頼ることになるので、必要になる前に設定しておきましょう。まだ登録画面の途中なら、電話番号なしで Gmail を作成する方法のガイドで選択肢を説明しています。

スマートフォンでログインすると、Google に電話番号がわかりますか?

Android では、初期設定のままならわかります。Google の Android ヘルプによると、電話番号の確認はデフォルトでオンになっていて、デバイスで確認された番号はそのデバイスにログインしているすべての Google アカウントに追加されます。オフにするには、設定アプリの Google > すべてのサービス > プライバシーとセキュリティ にある 電話番号の確認 を開きます。

Google から電話番号を削除すれば、すべての場所から消えますか?

必ずしも消えません。Google は、再設定用の電話番号を削除しても「他の Google サービスで引き続き使用されることがあります」と注意しています。削除した後でアカウントの 電話 の項目を確認し、Google Pay やカレンダーなど個別のサービスに番号が残っていれば、そこからも削除してください。


電話番号は、会社に渡せるもののなかでも特に長く残る情報です。メールサービスにはそもそも番号を持たせたくないなら、Secria の無料メールボックスは名前、アドレス、パスワードだけで作れて、電話番号は要りません。

Secria はすべての記事を一次情報で確認しています。誤りや古い情報を見つけたら hq@secria.me までお知らせください。修正します。